北近畿鉄道物語


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鉄道露草色(つゆくさいろ)#38a1db 最初のページ戻る次へ

6.JR山陰本線


山陰本線起点京都駅31〜34番のりば
 山陰本線は、京都と丹波・但馬地方および山陰地方の各都市を結び、2002年(平成14年)にこれまで最長だったJR東日本東北本線のうち、盛岡〜八戸間が東北新幹線八戸開業に伴い、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に転換されて分断されたため、山陰本線が営業キロ日本最長の路線となった(ただし、支線部分を合算した場合は東海道本線の方が長い)。

 また京都駅30番ホーム(235m)は関空はるか専用、0番ホーム(323m)とつながり、合わせると全長558mで日本最長。30番台にしたのは、通しで30番目のホームではなく、山陰本線の「さん」にかけたものである。34番のりばは、日本一大きい数字のホーム番号である。

 山陰本線は営業キロこそ日本最長の路線ではあるが、起点から終点までを通して走る優等列車の設定が史上一度もない本線の一つとなっている。区間によって乗客の流動に大きな偏りがあり、東西方向の交流が必ずしも盛んでないことや、旧国鉄やJR西日本が、山陽新幹線開業以降、山陰本線沿いの各都市から直接山陽新幹線に至る路線(陰陽連絡線)を強化してきた結果であるとされる。

 山陰と瀬戸内側を結ぶ線には福知山線、伯備線等の電化された路線や智頭急行線のような高速新線がある。現在はおおむね下記の区間に細かく運転系統が分かれている。

 しかし、幹線扱いの長大路線でありながら近代化が遅れたことや、ローカル色あふれる風光明媚な車窓風景とあいまって、鉄道ファンであった作家・宮脇俊三は「偉大なるローカル線」と山陰線を評した。この卓抜な表現は山陰線の実情をよく表したものとして、大方の鉄道ファンから賛同を得ている。

 長大路線だけに、沿線には温泉地が多く、古くから知られた温泉が数多く湧出している。

 綾部 - 福知山間が複線になっているのは、京都方面から福知山を跨いで運転される特急列車と、福知山から綾部を跨いで舞鶴線へ直通運転される普通列車が輻輳しているためである。

 嵯峨野線は山陰本線の京都 - 園部間の愛称で、トンネル経由の新線への切り替え、嵯峨(現・嵯峨嵐山) - 馬堀間は複線化が完了されている。保津川沿いの旧線は嵯峨野観光鉄道がトロッコ列車を運行していて人気がある。

路線データ
管轄・路線距離(営業キロ)全長676.0km(支線含む)
西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者) 京都 - 幡生間 673.8km、長門市 - 仙崎間 2.2km
日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者) 伯耆大山 - 東松江間 (27.1km)(ただし、米子 - 東松江間は休止中)
岡見 - 益田間 (16.9km)
嵯峨野観光鉄道(第二種鉄道事業者) トロッコ嵯峨 - トロッコ亀岡間 (7.3km)
軌間1067mm
駅数160駅(起終点駅含む。嵯峨野観光鉄道の駅は除く)

複線区間来待 - 玉造温泉 松江 - 東松江 安来 - 伯耆大山 福知山 - 綾部 亀岡 - 嵯峨嵐山花園 - 二条(京都)
電化区間(直流1500V) 西出雲 - 伯耆大山 城崎温泉 - 京都
閉塞方式西出雲以西、仙崎支線 自動閉塞式(特殊)西出雲以東の単線区間 単線自動閉塞式、複線区間 複線自動閉塞式
最高速度幡生 - 益田 95km/h
支線 長門市 - 仙崎間 85km/h
益田 - 出雲市 110km/h出雲市 - 鳥取 120km/h鳥取 - 福知山 95km/h福知山 - 綾部 130km/h綾部 - 馬堀 120km/h馬堀 - 嵯峨嵐山 130km/h 嵯峨嵐山 - 京都 120km/h
運転指令所幡生 - 長門市
広島総合指令所
長門市 - 居組
米子運輸指令室
居組 - 園部
福知山運輸指令室
園部 - 京都
新大阪総合指令所
管轄幡生 - 小串
広島支社下関地域鉄道部
小串 - 益田(両端の駅構内除く)、長門市 - 仙崎間
広島支社長門鉄道部
益田 - 田儀(田儀駅構内除く)
米子支社浜田鉄道部
田儀 - 赤碕(赤碕駅構内除く)
米子支社(直轄)
赤碕 - 居組(居組駅構内除く)
米子支社鳥取鉄道部
居組 - 和田山(和田山駅構内除く)
福知山支社豊岡鉄道部
和田山 - 園部(園部駅構内除く)
福知山支社(直轄)
園部 - 京都(嵯峨野線)
京都支社
接続路線幡生駅
↑JR西:山陽本線
長門市駅
美祢線・仙崎支線→
益田駅
山口線→
江津駅
→三江線
出雲市駅
←大社線
一畑電車:立久恵線→
宍道駅
木次線→
米子駅
←境線
伯備線→
(伯耆大山駅)
伯備線→
鳥取駅
因美線→
豊岡駅
←北近畿タンゴ鉄道:宮津線
和田山駅
播但線→
福知山駅
福知山線→
←北近畿タンゴ鉄道:宮福線
綾部駅
舞鶴線→
亀岡駅
嵯峨野観光鉄道→
 京都駅
↑↓JR東海:東海道新幹線
↑琵琶湖線(東海道本線)
→奈良線
←京都市営地下鉄:烏丸線→
近鉄:京都線→

閉塞(へいそく、 block system )とは、鉄道または軌道における信号保安のための概念である。 自動閉塞方式ならびに非自動閉塞方式の連査閉塞式・連動閉塞式では、線路に電流を流して車両が線路上にあることを検知する。 鉄道車両は自動車と異なり制動距離が長いため、前方に別の車両を発見してからブレーキ操作をしていては衝突を防ぐことができない。そのため、線路を一定区間(閉塞区間)に区切り、1つの閉塞区間には同時に2つ以上の列車が入らない(入れない)ようにすることで、安全を確保している。閉塞は鉄道の信号保安の最も基本的な部分である。

閉塞の考え方が導入される以前は、列車の出発前に駅同士で連絡をした後、時刻表に従って列車を運行させていた。しかし、ダイヤの乱れや確認の錯誤などがあった際には衝突・追突事故が頻発していたため、それを防ぐための方法として閉塞が考案された。

支社及び鉄道部の管轄は以下のように分かれている。

  • 京都〜園部間…JR西日本京都支社
  • 園部〜和田山間(園部駅構内除く)…JR西日本福知山支社(直轄)
  • 和田山〜居組間(和田山駅構内除く)…JR西日本福知山支社豊岡鉄道部
  • 居組〜伯耆大山間(両端の駅構内除く)…JR西日本米子支社鳥取鉄道部
  • 伯耆大山〜西出雲間…JR西日本米子支社(直轄)
  • 西出雲〜益田駅間(西出雲駅構内除く)…JR西日本米子支社浜田鉄道部
  • 益田〜小串間(両端の駅構内除く)、長門市〜仙崎間…JR西日本広島支社長門鉄道部
  • 小串〜幡生間…JR西日本広島支社下関地域鉄道部

    ■日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)

  • 伯耆大山 - 東松江間 (27.1km)(ただし、米子 - 東松江間は休止中)
  • 岡見 - 益田間 (16.9km)

    ■嵯峨野観光鉄道(第二種鉄道事業者)

  • トロッコ嵯峨 - トロッコ亀岡間 (7.3km)
  • 西日本旅客鉄道福知山支社

     かつての日本国有鉄道福知山鉄道管理局。以下は、福知山支社管轄区間を中心にしています。

    ■鉄道部

  • 豊岡鉄道部
  • 福崎鉄道部
  • 篠山口鉄道部

    ■車両基地

  • 福知山電車区「福フチ」
  • 豊岡鉄道部「福トカ」

    ■乗務員区所(運転士)

  • 福知山運転所
  • 豊岡鉄道部
  • 福崎鉄道部
  • 篠山口鉄道部
  • 舞鶴鉄道部(2006年7月1日廃止) ■乗務員区所(車掌)

  • 福知山車掌区
  • 篠山口鉄道部
  • 福崎鉄道部

    ■運行形態

     国鉄時代は、ほぼ全線を通して運転されるような長距離列車が多く見られたが、現在はおおむね下記の区間に細かく運転系統が分かれている。
     なお、京都〜園部間を除きほとんどの区間の各駅停車や快速列車でワンマン運転を行っている。

    綾部〜福知山間が複線になっているのは、京都方面から福知山を跨いで運転される特急列車と、福知山から綾部を跨いで舞鶴線へ直通運転される普通列車が輻輳しているためである。  

    なお、福知山支社管轄は以下の通り。

  • 舞鶴線(全線)
  • 福知山線(新三田駅〜福知山駅。但し、新三田駅は大阪支社の管轄)
  • 播但線(全線。但し、姫路駅は神戸支社の管轄)

    国鉄時代の福知山鉄道管理局の管轄は福知山支社のそれと以下の点が相違する。

  • 山陰本線:居組〜馬堀駅。
  • 小浜線:京都府内の松尾寺駅まで管轄していた。
  • 播但線:香呂駅以南(同駅構内は除く)は大阪局の管内だった。

    JR民営化後について北近畿ビッグXネットワークをご覧ください。

    ■使用車両


    特急183系JR色と221系
    快速・普通と区別なく運転されている。湖西線と共通運用で、2008年2月に運用を開始した。2008年8月からは一部列車で福知山電車区の223系5500番台を併結した6両編成で運転されている。

    特急183系国鉄色と223系5500番台
    福知山地区で使用されていた113系3800番台・5800番台の置き換え用として2008年に製造された。嵯峨野線内では221系と併結した6両編成で運転されている。221系性能固定で223系6000番台と同様に運転室扉と前面貫通扉にオレンジのラインが入っている

    113系
    快速・普通と区別なく使用されている。

    183系
    北近畿方面の特急列車に使用されている。

    北近畿タンゴ鉄道KTR8000形

  • 京都〜園部間

     京都〜園部間には嵯峨野線という愛称(ラインカラーは紫)、アーバンネットワーク内。観光地として人気のある嵯峨野・嵐山方面へのアクセスとしての利用が盛んであり、紅葉シーズンには、京都〜嵯峨嵐山間に臨時列車も運転される。また定期列車の増結運転も行われる。

     国鉄時代の山陰本線はあくまでも長距離特急や長距離普通列車を中心に運行され、京都近郊の通勤通学需要がほとんど考慮されていなかった。
     その後1987年の国鉄分割民営化によりJR西日本発足後、この区間では1989年の嵯峨(現・嵯峨嵐山)〜馬堀間の複線化とそれに伴うトンネル経由の新線への切り替え、1990年の京都〜園部間の電化、1996年の二条〜花園間の高架化完成など順を追って路線の近代化がなされ、国鉄時代からは大きく変貌を遂げたことにより、沿線開発も進んだといえる。また京都市内において1989年に太秦(うずまさ)駅、2000年に円町駅がそれぞれ新設され、需要を開発している。今後、2010年春を目処に嵯峨野線全区間の完全複線化を予定している。

    福知山地区で使用されていた113系3800番台・5800番台の置き換え用として2008年に製造された223系5500番台が2両ワンマン運転で運行されている。嵯峨野線内では221系と併結した6両編成で運転されている。221系性能固定で223系6000番台と同様に運転室扉と前面貫通扉にオレンジのラインが入っている。

    園部〜福知山間(園部駅構内除く)

      電化および高速化工事が行われ、特急の所要時間は短縮された。最高速度130km/h。しかし、普通列車は行き違いや追い抜きのための停車時間が長くなり、また、区間内ではカーブが多く、速度制限があるため、所要時間はあまり短縮されていない。なお、綾部駅〜福知山駅間は舞鶴線・小浜線方面と福知山線の連絡のため、「特急リレー号」も運行されている。運行本数は毎時1〜2本程度。普通列車は一部を除きワンマン運転を実施している。

    福知山〜豊岡・城崎温泉間

    113系

    223系5500
     福知山線の延長的存在として京都〜園部間よりも早く電化されて、大阪・京都方面からの特急が輻輳している。しかし、高速化改造されておらず、主に福知山〜上夜久野間では急曲線も連続することから特急も速度を落として運転している。この区間には対向列車待ち合わせのための宿南信号場がある。かつては大阪からロングランで直通する普通列車もあったが、現在は存在しない。
    福知山〜和田山間…JR西日本福知山支社(直轄)
    城崎温泉(豊岡)〜浜坂間


    キハ41ディーゼル

    城崎温泉駅から先は非電化となり、一層ローカル色が濃くなる(本数も1〜2時間に1本程度)。また、日本で3か所に現存するラチス式桁を持つ竹野川橋梁があり、浜坂駅手前の田君川橋梁もラチス桁が残っている。途中には余部橋りょうがある。この区間には対向列車待ち合わせのための相谷信号場がある。普通列車は一部を除きワンマン運転を実施している。

    特急「はまかぜ」新大阪〜鳥取/余部橋りょう通過
    浜坂〜鳥取間

    県境を挟むこともあり、特急「はまかぜ」(1往復)を除けば、1・2両編成の普通列車が走るのみである。キハ33形気動車・キハ47系気動車・キハ126系・キハ121系気動車が走る。普通列車は一部を除きワンマン運転を実施している。この区間にはスイッチバック式停車場となっている滝山信号場があるが、現在では対向列車待ち合わせの用途には使用されていない。

  • 和田山〜居組間(和田山駅構内除く)…JR西日本福知山支社豊岡鉄道部
  • 居組〜伯耆大山間(両端の駅構内除く)…JR西日本米子支社鳥取鉄道部


  • 駅一覧

    園部〜鳥取
     山陰本線福知山支社管轄のみ。

    駅名京都
    からの営業キロ
    接続路線駅風景所在地
    園部駅 34.2 西日本旅客鉄道:山陰本線(嵯峨野線) 京都府 南丹市
    船岡駅 38.2
    日吉駅 41.9
    鍼灸大学前駅 44.3
    胡麻駅 47.1
    下山駅 51.9 船井郡京丹波町
    和知駅 58.6
    安栖里(あせり)駅 60.7
    立木駅 65.5
    山家駅 69.0 綾部市
    綾部駅 76.2 西日本旅客鉄道:舞鶴線
    高津駅 80.3
    石原(いそう)駅 82.8 福知山市
    福知山駅 88.5 西日本旅客鉄道:福知山線
    北近畿タンゴ鉄道:宮福線
    上川口駅 95.2
    下夜久野駅 102.4
    上夜久野駅 109.8
    梁瀬駅 115.6 兵庫県 朝来市
    和田山駅 119.0 西日本旅客鉄道:播但線
    旧和田山機関車庫 煉瓦(明治45)
    養父駅124.2 養父駅(2008.10/12)
    1908年(明治41年)7月1日 - 国鉄の駅として開業。客貨取扱を開始。
    養父市
    養父駅の看板
    改札口
    鉄製の支えが懐かしい。
    八鹿駅 131.2 八鹿駅(ようかえき)
    1908年(明治41年)7月1日 - 国鉄の駅として開業。客貨取扱を開始。本舎昭和9年3月改築。湯村温泉へのバスが発着しており、回送列車等を除き、特急を含む全ての列車が停車する。湯村温泉へは浜坂駅からも行くことができるがそちらは大阪・京都方面からでは大回りとなるため、一般には八鹿駅からバスを利用する。全但バス本社および八鹿営業所が隣接している。
    跨線橋設立 昭和30年1月(旧跨線橋撤去後)に福知山駅から八鹿駅に移転されたことが分かっています。鉄橋の柱に「明治四十・鐡道新橋」という銘文が刻まれています 関西地方の跨線橋でも、現役で最古の一つだそうです。
    宿南信号場 (134.5)
    江原駅 138.7神鍋観光協会 豊岡市
    国府駅 142.4
    豊岡駅 148.4 北近畿タンゴ鉄道:宮津線 (2008.10.13) JR西日本・北近畿タンゴ鉄道(KTR)の駅。浜坂方面行の普通列車は、昼の時間帯を除けば当駅始発の列車が多い。1909年(明治42年)7月10日 - 国鉄の駅として開業(八鹿〜当駅間の開通と同時)。客貨取扱を開始。9月5日 - 当駅〜城崎温泉間が開通。1929年(昭和4年)12月15日 - 久美浜〜当駅間が開通。
    豊岡鉄道部
    山陰本線(和田山駅〜居組駅。但し、和田山駅は福知山支社の直轄)
     旧・日本国有鉄道福知山鉄道管理局豊岡機関区の流れを汲む。過去には蒸気機関車の基地となっていた。仕業点検等を実施しており、長距離列車の場合、機関車の付け替えを当駅で多く行った。当時は、和田山にも支区を設置しており、播但線の生野峠越えや起伏の多い宮津線(旅客列車中心)、余部橋りょうやその先の桃観トンネルといった難所の運行を一手に担っていた。

     現在でも、福知山支社唯一の気動車検修施設を持ち、播但線使用車両やラッセル車も管理下にあり、運行面においても国鉄時代同様に幅広い業務を担っている。

    玄武洞駅 153.7「玄武洞」国指定の天然記念物
    城崎温泉駅 158.0城崎温泉公式ガイド
    竹野駅 166.0竹野観光協会
    相谷信号場 (170.0) 美方郡香美町
    佐津駅 173.4
    柴山駅 175.7
    香住駅 180.0香住観光協会
    鎧(よろい)駅 185.4
    餘部(あまるべ)駅 187.2
    久谷駅 191.8 美方郡新温泉町
    浜坂駅 197.9浜坂観光協会湯村温泉
    諸寄(もろよせ)駅 199.8
    居組(いぐみ)駅 204.2

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